イタい人にならない自分☆発信力

イタい人にならない自分☆発信力

イタい人にならない自分☆発信力

イタい人とは場の空気を読めない人と本書の最初の部分に書かれているが、本書を読み進めるうちに著者が本当にイタい人とは、そういう一般的なものではなくもっと別の意味を持っていることに気付かされる。それは、自分を偽り大きく見せている人や自分の軸を持たず右往左往している人のことではないでしょうか。
本書では発信力を身につけるためにひとつの明確な目標をもち、そこへ向かうための行動指針のようなものが"コーチ"という立場から書かれている本です。
明確な目標を達成するために、様々な発信方法がありますが単に発信する方法だけではなく、自分の行動に影響を与えるようなこと、例えば服装や化粧等に対する言及もされております。本書はとても読みやすく、開いた時間にさっと読めてしまうものですので、移動時間に読めるようにカバンの中に忍ばせておくのもよいでしょう。
本書内で一箇所メモをするとすれば、私は自分発信力の成長サイクルモデル図です。インプット⇒経験・体験⇒アウトプット⇒共同創造⇒発見⇒インプット。これはどこが出発点というわけでもないし、矢印それ自体は私が勝手につけただけです。サイクルの中にどこから入ってもよし。そしてその中の何かがきっかけとなって一気に動き始めるものです。この循環を常に頭の中にいれておけば、自分の軸がだんだんと太くなっていくことでしょう。
さて、あなたは軸を持っていますか?会社の名前、肩書きがなくなったとき、あなたは何者でしょうか?