ハカる考動学: ビジネスの今と未来を「測る」・「量る」・「計る」‎

ハカる考動学

ハカる考動学

主にマーケティング部門の人向け,または新サービスの導入や効果測定に悩んでいる人に対し,ひとつの解決策を与えてくれる本です。
どういう変数を利用して「測る」か。悩むのではなくとりあえず色んな変数をとりあえず,どんどん組み合わせてとりあえず描いてみる。そこから読み取れるものをピックアップすることで面白い結果が導き出されることもある。また測るべきは意向ではなく「その「行動」と「コンセプト案に対する評価」」だ。よく新サービス等に行き詰まりアンケートで意見を聞くことがあるが,結局意向を重視してもあまり良い結果が生まれない。既に保有している顧客の行動データを測ること,そしてお試しサービスを積極的に導入し,そのサービスに対する評価を細かく測ることこそが重要だ。
測ることを習慣化するための質問は「ファクト(事実)は何?」「現場(やお客さん)と話してきた?」「それであなたとしてはどう思うの?」のホンダ式「三現主義」の問を投げかけ続けることだ。
※三現主義:現場に行く,現場(現状)を知る,現実的である
もしアンケートをするにしても「満足しましたか?」ではなく「ヒトにすすめますか?」さらに,「すすめますか?」ではなく「実際にすすめましたか?」を測ること。これが重要だ。