予防という観点

「予防」という観点から物事を考えることは非常に難しい。
予防とは結果を予測できる能力でもあり、結果を重視するスタンスでもある。
何か、ある事象が発生することを知りながら、やってしまう。
これでは結果を予測していても、その予測を全く重視していないこととなる。

まだ結果が決まったわけではないのに、あれこれと考えすぎるのも
物事を停滞させ、前に進まなくなってしまう要因となることが考えられるが
ある程度、予測できなければ失敗を招くだけだ。

非常に小さいことでも、そんな小さいことで人生を棒に振りたくないなどと
考えること。これも一つの予防だと思う。
また、結果の予測がしやすいものと、しにくいものがあることも事実だ。
結果の予測に基づいて行動すること、これは理性とも言いかえることができる。
理性を失った時、失敗を招く。
小さいことでも、大きいことでも結果を考えながら仕事をすることで
失敗を起こす頻度を下げることが可能である。

医学の世界において、予防という観点は非常に重要であるが
健康を考えていると、生活に制限が出てくる可能性もある。
不摂生な生活をおくっている人でも、健康な人がいると考えると
ある種の賭けのようになり、確率論の話で片付けてしまうことも可能だ。
実際に事が起こらないと、行動に移さない。いつもこのスタンスではマズイということだ。