産経新聞のたばこ包囲網を読んで。

JTの人が反論を出しているが,それについて。。。

たばこが疫学的にリスク要因のひとつなのは否定しないが、たばこさえやめれば肺がんなどはなくなるのか。
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これは非常によくある反論だが,全く説得力のないもの。
予防の概念での話なので,リスクを減らすことが目的。
肺ガンを0にするとか,0になるとは誰も述べていない。

生活習慣病は食生活、大気汚染などいろいろな要因が絡み合っているはず。禁煙指導への公的保険適用や喫煙率の削減を国家目標にするなど、なぜ、たばこばかりが狙われるのか。「魔女狩り」の印象を禁じえない。
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上記リスクの問題に加え,一酸化炭素動脈硬化を引き起こすリスクを高めると言われている。
食生活の前にただすべき問題と言える。
もちろん大気汚染も考えなければならない。そこに個人的には反論の余地はない。

仮に喫煙者の方が早く亡くなるとすれば、その分、医療費もかかっておらず、超過医療費の問題とも矛盾する。もう少し、実証的なものとあわせた議論が必要だ。
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この部分は,全く何を言っているのかわからない。。。
早く亡くなる=医療費がかからない という説明の方が実証的なものと合わせた説明をしてほしい。
病院に一切かからず,早く亡くなるのであれば もしかしたら医療費はかからないのかもしれないけれども。。。

最後に「危険な思想」と述べているが。。。
まぁリスクの軽減,予防という立場から考えれば「健康日本21」の中に
喫煙に対する目標値が入ってきてもおかしくはないだろう。

もちろん,大気の問題も「チーム-6%」などが環境方針を掲げてCO2の問題に取り組んでいるが
いっそうの努力が必要な事は間違いないだろう。
個人的な見解だが,少しずつリスクを減らしていって欲しいと思う。

自分も含めて,任せてしまう事が多いが やはり国民一人一人が考えなければ
ならない問題であろう。