20歳のときに知っておきたかったこと: スタンフォード大学集中講義

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

  • 作者: ティナ・シーリグ,Tina Seelig,高遠裕子
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2010/03/10
  • メディア: ハードカバー
  • 購入: 475人 クリック: 17,353回
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「いくつになっても人生は変えられる!」ということで,著者の体験を元にした教訓を若いうちに知っておいたほうが良いという立場から強いメッセージがあふれている本です。1章に必ず1つのメッセージが載せられていますが,実は共通点が存在し,その共通点を様々な視点から捉えたものとなっています。How to的なものもあれば,単に教訓的なものもある。そんな本だ。
共通点とは「あなた自身に許可を与える」ということです。
・常識を疑う許可
・世の中を新鮮な目で見る許可
・実験する許可
・失敗する許可
・自分自身で進路を描く許可
・自分自身の限界を試す許可
です。
"許可"というと,普段は許可されていないものという印象を受けるが,実際に無意識のうちに周りの環境や文化,普段接する人々の影響で許されていない,または恥とされているものばかりだ。本書では実例をあげながら各々を許可した結果を描き,許可されていないと思い込むことが如何に愚かな行為であるかが説かれる。
 
【メモ】
・「できないことなどない,と呑んでかかることで,決まりきった枠からはみ出よう」 by ラリーページ
・ルールを絶対視する必要はない。通常の道は選択肢の一つに過ぎない。
・常識は何かを考え,見なおそうとすれば,そして,自分に投影された自分自身や周りの期待を裏切ってもいいと思えば,選択肢は限りなく広がります。
 
・人間は二つのタイプにわかれる。「自分のやりたいことを誰かに許可されるのを待っている人」「自分自身で許可する人」
・リスクは五種類に分けられる。「身体的リスク」「社会的リスク」「感情的リスク」「金銭的リスク」「知的リスク」。何か新しいことに挑戦しようとするなら,積極的にリスクを取る姿勢が必要。自分のリスク・プロファイルを書き,どのタイプのリスクを取ろうとしているのかを把握すること。
 
・仕事だとは思わずに取り組める役割を,社会の中に見つけることが重要。
 
・よき観察者であり,開かれた心を持ち,人当たりがよく,楽観的な人は,幸運を呼び込みます。
・目標を絞り,ひたむきに努力すれば,幸運が舞い込む確率はあげられます。
・訪れた機会を歓迎する,チャンスが舞い込んだら最大限に活かす,身の回りの出来事に目を凝らす,できるだけ多くの人達と付き合う,そして,その付き合いをできるだけいい方向で活かす。
 
・自分を助けてくれる人に対して,常に感謝の気持ちを表す。
・謝り方を覚えること。それはあなたの評判を守り,高めることにつながる。
 
・自分の行動とその結果の責任は,最終的に自分にあることを自覚すること。人生にリハーサルはありません。ベストを尽くすチャンスは一度しか無い。
 
・自分に対しては真面目すぎず,他人に対しては厳しすぎないこと。

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

  • 作者: ティナ・シーリグ,Tina Seelig,高遠裕子
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