海と山の島 神津島(2日目) 山堪能編

神津島にはいくつか山があるが,中でも有名なのが天上山。天上山には「白島」と「黒島」の2つに分かれる。後からわかったけど,登山客の大部分が「黒島」側から上って「白島」側からおりてくるようだ。登山用の棒が黒島側は0本に対して,白島側は沢山置いてあった。ただ,私は旅館の場所のすぐ近くにある白島側から上った。
この山は非常に整備されているので登りやすい。ただし白島の登山道は優しい。黒島の登山道は厳しいという感じだ。黒島の登山道は本当に山の斜面に道が作られており,日差しを遮る木も少なく,真上に向かってひたすら上ってるようなイメージだ。個人的には白島から上ってきて良かったと思ったけど,黒島から上っている客はどう思ってるんだろう。黒島側から上るのは相当大変そうで,こまめに椅子が置いてある。

白島は日陰の道が続く。山頂近辺に着くと,本当に目を見張るような場所が続く。

山頂にはババァ池,千代(せんだい)池,不動池なんかがあってきれいな苔が生えている。これらの池は過去の噴火の影響による窪地となっていたりするわけだが,火山の噴火といえば,山頂あたりには「表砂漠」「裏砂漠」といった砂地がある。

どちらも過去の噴火の影響で未だに草も生えない砂地と化してしまった場所のようだ。表砂漠は細かい砂が多くて,特に石の陰のような人が踏み入れない場所にある砂のきらめきは格別だ。裏砂漠のほうはどちらかというと砂の粒が大きくて岩が砕けたようなイメージの場所だ。大体山の上をゆっくり歩いて回って3時間くらいで全部回りきることが出来る。他にも各所に展望地があって,隣の島を眺めたり,真下の崖を覗いてみたり。新東京百景展望地なんかもあるよ。
この日は山を下りた後,その足で東海岸の「多幸湾」へ。

途中蛇を見たけど,この島ではこの1回きり。 しかもこの蛇見た感じは毒はなさそうに見えるけど,実際はどうなんだろう。。。この季節,この島で本当に多いなぁと思ったのは「トカゲ」。鳥だとホトトギスなんだけど,なんといってもトカゲは多いわ。正確にはカナヘビ

でも尻尾が青みがかったきれいなトカゲも沢山いるよ。大体草木の生えた場所で一歩踏み出せばそこら中でゴソゴソっとトカゲ達が逃げていくイメージ。本当に多い。数は多いけど皆小心者だから,構わずズカズカ歩くw 本当に必死に逃げていくトカゲの音を聞きながら散策で。
多幸湾までの間に「つつじ公園」でツツジを見たり,「謎の石立」というものを見たり。。。なんか,「謎の石立」っていうのを見たとき,こっちが聞きたいのに,そんな紹介ありかよwwって,思わず吹き出した。

ちなみにこれが謎の。。。

多幸湾側だと黒曜石の採掘もさかんらしい。こんな大きな黒曜石は見たことがないけど,比較的大きな黒曜石が沢山とれるようだ。

あとは,松山遊歩道経由で「長ッ崎展望地」や「ぶざえも展望地」から湾を覗いたり,それは楽しい旅だった。