コミュニケーションのための催眠誘導 「何となく」が行動を左右する

コミュニケーションのための催眠誘導 「何となく」が行動を左右する (知恵の森文庫)
石井 裕之
光文社 (2006/05/02)
売り上げランキング: 821
おすすめ度の平均: 4.0
5 何冊か石井さんの本読んでみたけど
3 これ一冊ではダメ!
2 自分に暗示をかけるための本

自分の精神的なモチベーションや動機付け、やる気や目標など、そういった本をまとめて購入すると、石井裕之さんの本が必ずといっていいほど入ってくるような気がします。本書は恋愛指南本かと思ってしまうほど途中から恋愛関連の話題が出てきます。しかし、それは本書で出てくる内容をなるべく身近に感じてもらうための工夫だと思います。
相手とのラポール形成に関し、座る位置や相手の大まかな性格をつかみ、本書で書かれているトークを自然と出来るようになること。それが目的であるが、やはり工夫しながら、時間をかけて自然に出来るように習得するものが紹介されている。相手と面と向かっている時のほうがラポールを形成しやすいのだと思うけれども、電話など人が見えない状況下では全く役立たないのだろうか?と本書を読みながら考えていた。相手の呼吸も電話ではわからないので、そういった場面では、トークだけで勝負するしかないだろう。ただ、ダブルバインドや分離法、結合法、イエスセット、混乱法を代表として、かかれており実際の場面で使う例が少し載せてある。その部分だけつまんで読むだけでも勉強になるかもしれない。
前回読んだ「実行力」の本と同様に、さらっと読んで自分に必要な部分だけつまんで欲しい。そんな本ですね。
最後に、どうでもいいのですが、本書で石井さんが密かに催眠誘導を行っており、別の著書を買わせる方向に向かわせているのではないか?と、何箇所かの文章の書き方で思ってしまった私は多分にEタイプ。さて、Eタイプってなんだったでしょうか?