ゼロ金利との闘い―日銀の金融政策を総括する

posted with amazlet on 08.01.04

植田和男
日本経済新聞社 (2005/12)
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これは私の頭で理解するのは無理でした。。。様々な金利がどのように遷移し、それによって日本経済にどのような影響を及ぼしたのか。それが様々なグラフや学説などを参考に考察されている本です。ゼロ金利政策時に長年にわたり日銀審議委員を務めた著者だからこそ書ける内情と、当時出ていた複数の学説というアカデミックな世界の考察だけではなく、そうした机上の理論を実際に行った場合の結果予測などが書かれた貴重な書だと思います。
机上の理論が一部裏切られたり、机上の理論で成果が出るとしても"中央銀行"という信頼されるべき立場において、信頼を裏切る行為は出来ないという前提にたって実行することが出来なかった部分などがわかります。
それほど厚くはありませんが、専門書と言えると思います。様々な金利動向が書かれており、内容は難しいと思われます。