【書評】Web2.0的仕事術 他人の力をフル活用して稼ぐ方法

結構ありきたりな内容で、特に真新しい情報というものはなかった。
Web2.0論を論じるつもりはないと、最初に記載してあるとおり、Web2.0とは何か?という部分、そしてWeb2.0をあえて定義づけを行っておらず、むしろWebの成功事例を元に、稼げるWebサイトは集客力があるという点を中心に書かれているように感じた。そして集客力を生むために、何をするのか、その部分を簡潔にまとめている。

個人的には、集客力を生むために、種(餌)を撒くという方法は、もうそろそろ時代遅れなのではないか?と感じてならない。もちろん、まだしばらくは、その方法が有効で力を持つとは思うけれども、やはり何か違和感がある。
ブログが乱立して、個人が情報を発信するようになった。その力を自分のサイトに取り込もうという魂胆なのはわかるし、そのために種を撒いたりするのもわかる。それが成功すれば利益を生み出すこともわかる。
でも、何かそういうやり方は古臭くみえて仕方がない。成功事例で出てくる「セミナーズ」に集客力があるのは何となくわかるけれども、サイトに種を撒いて集客できる分野と集客できない分野があるように感じる。本当に漠然と感じているだけど、それがどんなものか?という説明までは出来ないのだが。。。

次は何か横断的なものが出てくると思っている。
各ブログに旅行先の印象、写真、感想は落ちているし、書評もゴロゴロ転がっている。もちろん無断で転用することは出来ないけれども、アフィリエイトなどでブログに記載しているブロガーにも利益があって、かつ法人にも利益が生まれるような。そういう方向に進むのかなぁと感じている。。。

書評では全然なくなったけど、集客のための餌撒きではなく、もっと違う方向にウェブの世界は進むと思えてならない。