ネット民主主義?

2chが出始めた頃から、所謂"祭り"が行われ、数多くのブログや本で、その概要が触れられるようになった。そして"祭り"の対象となるブログを発見し、燃料を投下して云々。
ま、こんな内容はどこでも書いてあるし、私があえて述べる必要もない。

で、今回光市の母子殺害事件は、ネット・テレビなど複合的な要因で場外乱闘も始っているけれども、 態度の悪い高校生を殴打というニュースを見ると、ネットがすでに社会を動かし始めているなぁと感じざるを得ないわけです。
光市の母子殺害事件における懲戒文書はほとんどがネットで文書が載っていて、それをコピー、捺印したものがほとんどではないかと思います。その意味においてはネットの影響力が云々という事を述べても、大きく外れている事もないでしょう。

光市の場合は、ネットが扇動しているように見えるけれども、顔の見える橋下弁護士が訴えられ、扇動したとされている。実際の時系列や橋下弁護士の影響力がどれくらいあったのかはわからない。
匿名のネット上で盛り上がっただけで、誰もテレビで誘導するような発言をしなければ、普段の2chの"祭り"と同様に誰を訴えるということはないのかな? もしくは、またまた2chの運営者が「削除しなかった」という理由で訴えられる事になるのかもしれない。
ブログやネットで本名を使って書き、扇動した場合は、今後ネットの世界から引きずり出されリアルの世界の法律によって裁かれるという世界になっていくのでしょうか。

もうネットの実名・匿名の議論や、無断リンクの話など、聞き飽きる話題もあるけれども、また実名・匿名論争も盛り上がってきそうな予感がしますね。
ネットの中をあまりのぞいた事のない人にとっては脅威ともなりえて、韓国と同様に実名制導入なんて動きが出始めるのでしょうか。日本でもオーストラリアと同様にネットの検閲(ニュースサイトのURLがリンク切れだったので、批判記事です)を始めようと総務省を中心にうごめいているのは事実で、以前日経新聞でも記事を読んだ。それ以外にも、ウイルスをばら撒くパソコンのネットへの接続を強制的に切断できるようにするなど、外部からの圧力のようなものが働き始めている。どこかで世論を中心か、またはメディアを中心に歯止めをかける事が大切だと思うので、今後も注視する必要があります。