グレゴリー・コルベール

本日はグレゴリー・コルベールの作品を見に、移動式の美術館ノマディック美術館へ足を運びました。

自然と人間が調和している世界。
グレゴリー・コルベールは40回以上、インドやアフリカの諸国などに赴き、写真を撮り続けているという。
写真と映像の2つを見ることができる。最初は映像の中のものを写真として公開しているのかと思い、見ていたのだが、実際の解説を読んでみると写真と映像は全く別のものであるという。
どうやって撮影されたのかわからないが、映像はまわしっぱなしで撮って、その間に写真を撮っていたのかもしれない。

肉食獣のチーターとともに眠る子供の姿や、象と一緒に寝ている女性。象と戯れたり、オランウータンと意思疎通をはかっている女性。
何はともあれ、あれほどの大きな写真で見る自然の姿には感銘を打たれる。

写真を見ていると、構図がものすごい。
あるときは自然を強調するため、写真の半分以上は空に浮かぶ雲と地平線だったり、またあるときは、人間が主体となっているため、象は足や顔などの一部分しか映っていない。そのバランスのとり方によって、受ける印象が大きく異なる。

映像がすばらしいのだが、椅子の数が非常に少ないため、ずっと立ってみていた。でも、あの雰囲気と疲れからかなりきつかった。座ってゆっくり映像を見たかった。
小映像が2本と、メインの映像が1本用意されているがメインのものは1時間程度はあるのかな? あまり時間を気にしていなかったので、実際にどのくらい見ていたのかはわからないが、相当長いことは確かである。たちっぱなしは厳しいですよ。。。

そして、お台場ではたくさん花が咲いていたということで、少し写真を撮ってきたので、以下に載せておきます。