近所がうるさい!―騒音トラブルの恐怖

著：橋本典久
出版社：KKベストセラーズ
定価：819円

一人暮らしをしている身としては、他人事ではありません。同じ建物でピアノを弾いている人がいますが、さすがに夜はやらないので自宅にいる時刻にその音を聞くことはほとんどありません。休日くらいでしょうか。

それにしても、騒音が原因となって殺されるという事件は、最近になって増えてきているように感じます。しかし、本書を読むと殺人を犯すような人は、騒音を通じて社会と接点を持っているような無職の人などが多いというデータを示しています。
もちろん、差別ではなくデータとして心に留めておく必要があると著者は断りをいれています。

タイプA行動というイライラしやすい、また怒りやすい人を抽出すると６人に１人は該当するというデータも興味深い。マンションやアパートという建物で考えると、少なからず建物内に１人以上は存在してしまうのかもしれません。