Click - to - Call

やはり来ましたか。
最初GoogleとeBayの組み合わせを聞いた時、Googleの狙いがSkypeであることは明白であった。なぜならば、Google Checkoutを始めているので、eBayの技術そのものに、それほど魅力を感じないのではないかと思ったからだ。そうなると傘下に持っているSkype。こちらに目が向くのは至極当然のことである。
カスタマーサポートを充実させる、もしくは顧客を獲得するために退屈な自動音声ガイダンスを聞かせる方式はもう古い。次の流れとしては、時間をロスせず直接、自分の聞きたいサポートへ案内されることである。そのためには、Click to Call方式は必須である。
英語圏では地球がフラット化し、24時間体制でもサポートが可能かもしれないが日本の場合はそこまでうまくはいかない。けれども、自動音声ガイダンスなどといったものがなくなることは確かだろう。

そもそも電話番号に意味はあまりないのではないだろうか。ネットワークの世界で言うIPアドレスのようなもので、名前解決ができれば電話番号など要らなくなってしまう。かなり極論ではあるけれども、電話番号を覚えさせようと広告に記載をしていても、誰も覚えていない。その点では大きな第一歩だと感じる。電話番号を覚えることなくクリック一つで電話がかけられるとなれば、気軽さが増す。
次に解決してほしいものは、広告に書かれたアドレスである。あれも、書いていて意味があるのか?というと、ほとんど意味がないと思う。アドレスを覚えているくらいなら会社名を覚えておいたほうがましだ。広告に載せるアドレスも何かしら解決をしなければならない問題である。