「見える化」

見える化」を読みました。

見える化」の重要性を具体的に事例をあげて紹介しているが、「見える化」したように思いこんでいる場合や、「見える化」が責任の追及手段となるような企業文化には相容れないこと、「見せる」努力をしないため、単にウェブに公開しましたという段階で止まってしまう場合など、様々なことに言及している。

現在の自分の仕事に照らし合わせ、どう「見える化」すれば評価され、企業価値を高めることが可能なのかを考えながら読み進めた。難しいことではあるが、カスタマーからの要望等を上に伝える段階である程度フラット化させてしまっていたり、一部の意見は潰してしまっていることは確かだろう。

ただ単に、カスタマーの使用している環境のせいにしたりすることもよくある。ある意味、間違っていない部分もあるとは思うが、軽視することによりサービスが全然向上しないということも考えられる。普段から意見に目を通し、どうすればそのニーズにこたえることができるのかを考えなければならないと思った。

また、自分の仕事は他の人からのサポートもあるが、基本的に一人で作業していることが多い。だからこそ、自分の行っている仕事をまず「見える化」させて、責任は自分がもちろんとるわけだが、今どんな事を行っていて、カスタマーからの要望でどういうものが存在しているのかをまとめながら日々仕事をしていこうと思う。

企業のトップダウンに任せるのではなく、草の根的な存在でも、ボトムアップで変えられるくらいの力を持てるように、現在もっているツールを駆使していきたい。