「へんな会社」のつくり方



アマゾンで予約をしていたのですが,本日届いたので

早速読んでみました。

変な会社といえばそうかもしれないけど,少人数の強みを存分にいかしていて

かつ,アメリカナイズされているように感じた。

やはり同社の梅田さんと同じ考えだなぁと感じたのは

ネット上の自浄作用というか,「自動秩序形成システム」のような

ものを期待している面があるという事。

ユーザーの「反面教師」的な部分を期待,信頼していると言い換えても

いいかもしれない。

1点 感じたのは,本書の最後の方で

“それだけ意見を言うのであれば,突撃してくればいいのに”のような

発言をされていたけれども,実際問題としてどうなのだろうかと

ちょっと首をかしげてしまった。

「直接 Skypeで繋がりますよ」という事や,「少人数の会に参加して

大いに発言してください」という方法は,ブログのコメントやTBと

同程度の敷居を感じないかなぁと思ってしまったからだ。

近藤さん自身 コメントが出来なくてもブックマークという

ある程度距離を置けば,発言をしてくれる人が増えるという部分を

評価されているようだが,「直接繋がる」ことや「少人数の会」では

距離が全くないわけで,やはり敷居も高いのかなぁと感じてしまった。

私個人で言うならば,有名なブログ運営者のSkypeのアドレスを知っていても

気軽にかけられないなーなんて感じていますし(笑)

私自身あまり深く「はてな」を利用しているとは言えないが,

はてな」に何度か驚かされてきた。

オープンであることのメリットと,性善説のようなものを重視されている

ようで,考え方を読んでも非常に新鮮に感じた。

これからも「はてな」に驚かされることになるだろう。

今の体制による 行動,プロジェクト,アイディアの実現に対する

敏捷性が失われない限り。

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