怒らないこと―役立つ初期仏教法話

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)

怒りと一言で言っても、激情する怒りではなくパーリ語における怒りとして次の感情もあげている。
・怨み
・人を軽視する性格:いつでも自分のことを高く評価して、他人の良いところを軽視してみる性格
・張りあうこと:他人と調和して仲良く生きることが出来ない。他人に打ち勝つ気持ちでいきている。
・嫉妬:他人の良いところを認めたくない気持ち
・物惜しみ(ケチ):自分が持っているものを他人も使用して喜ぶのは嫌
・反抗的:他人にやるべき事をあれこれといわれると受け入れがたく拒絶反応が起こる
・後悔:過去の失敗・過ちを思い出しては悩むこと
・激怒:異常な怒り。何も理由がないにもかかわらず、怒ること。理由があって起こった場合でも、その怒りは並外れて強烈。
本当はこれだけの怒りがある。そういう意味で、自分自身が怒りの塊のような気がして少し悲しくなった。そして。。。
"人生というのは、何かをやって少しでも成功すると楽しいものです。"、"計画の長さは、10分ぐらいで充分です。「10年あとで成功するぞ」と思ってなにか計画を立てると、それは苦しいのです。そうではなく、「この10分で、自分がやらなくてはいけないことをやり遂げるんだ」「この10分間でやることは、精一杯やって成功するんだ」というくらいがちょうどいいのです。"
その一言、一言に力がこもっている。怒りの治め方等、実際のノウハウも含め参考になる事が沢山詰まっている本です。