勝手サイト 先駆者が明かすケータイビジネスの新機軸


携帯の現在の流れが書かれており、人気の高いサイトの分析や広告について書かれている。携帯コンテンツの人気のあるサイトを分析していると、どうしても昔のPCサイトを思い出してしまったりして、少し古臭い感じを受けてしまうのですが、PCありきではなく携帯電話独自の文化、流行として発展してきているということを前提として考えなければ意味がない。
動画サイトとして紹介されているQlick.TVに早速登録して、動画を見てみたのだけれども、PCのGyaoと同じようにコンテンツの中に広告が入る。音楽番組とアニメを見てみたのだけれども、アニメであればオープニング終了後にCM、途中に2本ほど広告が入るなど、Gyaoのやり方をモバイルで忠実に再現をしているという印象だった。モバイルGyaoは何回か使ったことがあるけれども、こういうやり方じゃなかったような気がしている。ちょっと、この辺はうろ覚えだ。
Qlick.TVの利用状況のグラフを見ると、短時間の閲覧が多いが、これは2つの要因があるのではないか?

  • 休憩時間などの短時間の間に閲覧することが多い
  • アプリの電池消費量

30分以下の利用者が9割前後占めているのだが、短時間番組が多い、または携帯で利用する人は短時間の暇つぶし的な感覚で利用しているのかもしれないが、1日あたりの利用率という事で30分以下の利用だとなると、話は少し違ってくるのではないか。本当に面白いのならば部屋にテレビがなければ携帯のQlick.TVで見るという行動に移るのではないかと思うからだ。
また、アプリは非常に電池を消費するので、機種自体に依存する部分も多少なりともあるのではないか?などと思ったりした。実際にこういうサイトを使っている人が周りにいないので、その真意は不明だ。
今後も動画サイトの利用率があがると思われる。通信速度の上昇から高画質動画やストリーミング技術の発達など、まだまだ魅力的な市場だろう。ドコモで言えば、905シリーズからFlash Lite 3が搭載されているが、Flashベースの動画配信というのは可能なのだろうか?もし可能ならばアプリに比べて、電池の消費も少なく、iモード上で動画が閲覧できるなど、魅力があると思う。まだ調べてないけれどもjigが提供しているモバイル動画サービスというのは、アプリではなくモバイルに動画を配信するシステムのように見えるので、もしかしたらそちらですでにFlashも使わず、好きな動画を閲覧できるサービスというのは始まっているのかもしれない。