クチコミの技術広告に頼らない共感型マーケティング

コグレマサト (著), いしたにまさき (著)
出版社:日経BP社

ブログ史のように読める本でした。
新しい考え方や未来を予感させる事が書かれているのではなく、過去を捉え、過去にどのようなことがインターネット上で起こってきたか。それを語っている本です。

しかし、評価できることは“クチコミ”に重点を置いており、かつそのクチコミを具体的なグラフなどを持ち出し、客観的に述べ、ブログの影響力を語っているところです。
ブログで書かれてから、その単語の検索数はどのように移り変わったか、そのグラフを持ち出すことで説得性が増し、一般的にブログは影響があると単に書かれている本と比べて、非常に優れた本だと感じます。

ブログを書こう！　ブログはすごい！　アフィリエイトでこんなに儲かる！　などと、客観的なデータもなく、書かれている本やブログの記事を見かけることがたまにあるが、それを見て実際に行動を起こす人は本当に少ないと思うし、説得力のかけらも感じなかったりするわけです。

この本のデータは結構貴重な気がしました。