メディア配信の最終形はP2P

アクセスが増えたらP2Pに切り替えるとするのは米Pando。

アクセス増えたらP2Pに切り替え、米Pandoがコンテンツ配信の新サービス

動画などの配信サービスはサーバの負荷を考えることや、通信インフラを考えなければいけないと思うが、それを避けるためにはやはりP2Pの技術を活用するしかないように思われる。
P2Pというからには、コンテンツを視聴者それぞれのPCに断片でも完成データでも保存されていなければならない。簡単に移行すると言ってもタイミングや配布方法を考える必要がある。著作権管理もあるので。
しかしP2Pだと新規にアップロードされたコンテンツを皆に知らせる面で、非常に弱いように感じる。そのため、検索が中心となり、アップロードする側もよく検索される単語を入れたり、タグ検索が可能であれば、より多くのタグを入れ込むことが必要となる。それがノイズとなり、見たい見たくないに関わらず検索にヒットしてくるなどの弊害があると思われる。
また、新規コンテンツがいくら魅力的であったとしてもダウンロードしている人が初期は少ないため、ダウンロードに時間がかかったり、時間がたつことにより魅力がなくなったりすることもあるだろう。

海外のBittorrentは、どのようにこの点を克服しているのかわからないのだが、新規コンテンツはある程度、メインサーバで管理する必要があるのではないだろうか。テレビのように、タイトルを見て“今”見たいというニーズにこたえる為には、それなりのインフラが整っている必要がある。。。まだまだテレビの力は弱まることはないのかも。

P2Pだと断片データを集めるという形式になると思うので、その点ではストリーミングのように配信することは難しいのかもしれません。P2P技術で個人のパソコン同士がつながり、かつ断片データを集めるにしてもストリーミングが出来るような配信方法を新たに生み出す必要が感じられます。