アウトプットとは実際にやってみる。試してみる。考えてみる。

アウトプットがある題材だと記事数が増えるというakiyanさんの指摘。これは非常に重要な指摘だと思う。

この部分を意識しているか、していないかでは大違い。ブログってアウトプットするものじゃん!という指摘は正しいけれども、根幹には触れていないのではないか。

まず、自分がアウトプットしたい題材があるはずだ。
アウトプットというと少し堅いので、たとえば、写真や音楽、映像や旅行など、なんでもいいから趣味や興味のある分野があるはずだ。そういう分野は実際のリアルの友達との間でもよく話題にのぼったり、同じ趣味を持った人を見つけるとワクワクするだろう。そして、それこそが、その人にとってアウトプットのある題材となる。

それを意識しているにしても、していないにしても、あるゲームに特化したブログがあったり、写真をメインの題材としているブログがあったりと、色んなブログを見ていると、その人の趣味や興味がアウトプットの題材となっていると感じるものが多数ある。

ブログが長く続かない、書くことがないという人は、ブログの内容が自分のアウトプットする題材に合っていないか、アウトプットする題材を持ち合わせていないのかもしれない。または、アウトプットするためにはカメラが必要だったり、ビデオで動画を撮影しなければならないなどの二次的な道具が必要となるため、大変面倒だと感じているのかもしれない。その状態ではブログのエントリも全然増えないだろう。

アウトプット材料があれば、エントリを増やすとか、そういう事を考える必要がない。


ブログマーケティングという企業側からの視点で考えてみると、少し面白い世界が見えてくる。
というのは、所謂アルファブロガーなど注目度の高いブロガーを見つけてマーケティングを行うことも重要かもしれないが、これはある意味テレビで流すCMのようなもので、不特定多数に対するマーケティングとなる。

しかし、写真を主に扱ったブログや、映像を主に扱ったブログはアウトプット材料としてその人の趣味や関心が表面に強く出ており、更新頻度もそれなりに高いとなると、そのサイトのファンや同じ趣味、関心を持ったユーザーが集まっている可能性が高い。マーケティングする側にとって、そのようなブログを運営しているブロガーに対してマーケティングすることは、非常に有意義なことなのではないだろうか。

商品を実際に使ってもらうにしても、エントリがたくさん出てきやすい。

最近、ある分野に特化したSNSが云々などと話題に上がることが多いが、企業がブログマーケティングを実施しようと考えるにしても、どういうブロガーを対象とすべきなのかを明確にしなければ、効率は上がらないのだ。ブロガーの選択を失敗した場合、つまりエントリが思うように出てこない等が発生した場合、そのマーケティングは失敗を意味し、別の方法を考えるなどのアクションを起こさなければ、ダラダラとマーケティングの効果も発揮されずに放置されることとなる。

従来の広告費などと比べてコストは下がるかもしれないが、ブログマーケティングを開始したら、短期短期で状況の把握と見切り作業の繰り返しが必要となるのである。


アウトプットがある題材だと記事数が増えるのかもしれない : akiyan.com