眠らないは細胞を作らない?

No sleep means no new brain cells

ラットの実験では、記憶をつかさどる海馬の神経細胞に減少が確認されたという記事.
72時間の連続sleep deprivationという状況は、人間では基本的に発生しない. しかし、年齢が高くなると睡眠の質がだんだんと悪くなり、睡眠時間も短くなることを考えると、人間でも起きているのかもしれないと考えてしまう.
もしそうだとしても、なぜ眠らないとマイクロスリープが頻発してくるのかという部分の説明にはならない.人間にはクリティカルスリープが本当にあるのだろうか.
この記事では、1週間で元のsleep-wake cycleを回復、しかし神経細胞を作り出すまでには2週間かかったという. 一度睡眠剥奪状況が発生すると、神経細胞の生成量が減少し、回復するまでにはかなり時間がかかるということだ.
これは面白い発見であり、もう少し新しい知見が生まれることを祈る.