音声,映像によるコミュニケーション

ブログの拡大から,現在ポッドキャスティングのような音声,さらには映像へと進もうとしている。
映像のブログはブイログ(vlog)と言うらしい。
インターネットにおいて匿名性が増し,ダレもが自分の身分を明かさずに情報の発信,収集などができるようになった。
だが,ここにきて一つの転換点に差し掛かっているのではないかと思うのだ。
音声,映像を使用することは自分の匿名性に一つの影を落としている。

文字よりも音声,音声よりも映像の方が匿名性が低い。
ここで一つ思うのが,匿名性とSNSの関係である。

匿名性が低くなると共に相手を知っておきたい,もしくは特定の人にメッセージとして流したいと思うのではないだろうか。
ポッドキャスティングのような音声では,まだ匿名性をある程度保っているかもしれない。
しかし,自分の場合を考えてみると そこまで公開したいとも思わない。

映像の使用になると,既にテレビなどで顔を出している人
もしくはアーティストなど自分を表現したい人,目立ちたい人などなど。
映像を利用したwebサービスを利用する人は限られていると思われる。

現在でも映像は 面白い映像としてネットで取り上げられていることはあるが,コミュニケーションのツールとして使用されている
ページは非常に少ないのではないだろうか。

ここで考えてみたいアイディアとして
1.SNSと音声,ビデオツールを組み合わせたコミュニケーションサイトの構築。
2.家庭用電化製品で気軽に見れる音声・映像メッセージ。
3.音声・映像の 友人とのシェア。
ぱっと思いつくのが,このあたりなのだがどうだろうか。

そこまで惹かれるものはないだろうか。
とりあえず,メモということでここに残しておく。

<追記>

「ガ島通信」さんの記事を読み,この考え方は非常に日本的であると感じる。
だが,逆にこれを元に考えてみると アメリカでポッドキャスティングブイログが流行っても日本で流行るのは
まだ先である可能性が非常に高い。

日本のネット社会における匿名性と,米国のネット社会における匿名性は全く別物だからだ。